2018年から株式会社E Incが主催、認定が始まった「IchigoJam検定」
今回は「IchigoJam検定」の難易度、合格率、おすすめの勉強法で試験対策について紹介していきたいと思います。
IchigoJam検定の難易度は?子どもの年齢によって違う?
難易度はIchigoJamの利用・基本操作を理解している、最も易しい10級から徐々に難易度が上がっていき、高度のアルゴリズムを理解している最も難しい1級まであります。
子どもの年齢によって違うのではなく、「IchigoJam」についてどこまで理解しているかです。どの級からでも受験はできるため、今のレベルに合わせたり、上級に挑戦したりすることができます。
各階級の出題ポイントは「IchigoJam検定の試験対策におすすめの勉強法は?」で紹介しています。
IchigoJam検定の合格点、合格率は?
合格点
100点中80点以上の正答できれば合格です。
合格者には合格証を贈呈されます。
合格率
合格率は残念ながら公表されていませんでした。
その代わり試験の様子や感想について紹介したいと思います。
第8回 #IchigoJam検定 !
今回は子どもと大人合わせて11名がチャレンジ✨ pic.twitter.com/qlO1DC0Bcq— Hana道場 (@hanadojo_sabae) March 8, 2020
第10回 #IchigoJam検定
小学4年生もチャレンジ中✨
こんなの簡単だよーっと自信満々のご様子😁https://t.co/F0DelxNEQc#プログラミング pic.twitter.com/KclJv2ytFa— Hana道場 (@hanadojo_sabae) September 6, 2020
IchigoJam検定の試験対策におすすめの勉強法は?
試験科目はBasic言語によるIchigoJamのプログラミング実習です。
IchigoJam検定で使用する言語は、IchigoJam専用のBasicが従来のBasicと基本は変わらないです。Basicの基礎があれば短期間の準備だとしても合格を目指すことができます。
階級 | 出題ポイント | コマンド |
10級 | IchigoJamの本体の接続、メモリとファイルの動作 基本コマンドの理解、キーボードのファクションキーの利用 |
NEW、SAVE、LODE、FILES、RUN、LIST、LED GOTO、WAIT、CLS、END |
9級 | IchigoJamで扱える数、演算子の意味と優先順位 PRINTの理解、LOCATEの理解、式を含むコマンドの理解 |
演算子(+、-、*、/、%)、PRINT、LOCATE BEEP |
8級 | 変数の代入、変数の上書き、変数を用いた演算子 コマンドRun()を用いた乱数生成、CLTとTICK()を用いた乱数生成 |
LET、Run()、ABS()、BTN()、CLT、TICK() |
7級 | IF~THEN~ELSEを用いた分岐、ANP・ORを用いた複数の条件式の組み合わせ 文字コードと文字の相互変換、文字コード SCR()を用いた画面上の文字コードの取得、INKEY()やINPUTを用いた入力操作 |
IF~THEN~ELSE、等号と不等号、AND、OR、 NOT、CHR$、ASC()、SRC()、INKEY()、INPUT |
6級 | FOR文を用いた繰り返し処理、二重FOR文、配列([])への代入、配列の上書き、配列を用いた演算子、コマンド | FOR~、NEXT、[] |
5級 | GOSUBの利用、データの単位、2,10,16進数の相互変換、 ファイルデータの容量の確認、ファイル間の操作、条件式の評価 条件式を含む演算 |
GOSUB~RETURN、BIS$()、NEX$()、DEC$()、PREE() LRUN、@ |
4級 | RAMとROMの違い、IchigoJamのメモリアップ、 PEEK()やPOKEなどを用いた画面表示の変更やキャラクターの作成 文字列のアドレスの値を用いた文字列の出力や文字列の長さの確認 |
PEEK()、POKE、COPY、CLP、HELP、STR$、LEN() |
3級 | ビット演算を用いたプログラム | ビット演算 |
2級 | 3級から10級の応用 合計・平均・最大値・検索・ヒストグラムなどのプログラム |
3級から10級の対象コマンド全て |
1級 | 2級から10級の応用 ソート、キュー、スタック、ツリー、再帰などのプログラム |
3級から10級の対象コマンド全て |
●キーボード操作から学ぶ Hana道場式プログラミング
定価:1,500円(税込)※送料別途
9級・10級対象のIchigoJam検定対策シリーズ。全48ページでIchigoJamの基本操作や
基本知識を獲得できるプログラミング入門書。
●アニメーションとゲームを作りながら学ぶ Hana道場式プログラミング
定価:2,400円(税込)※送料別途
IchigoJam検定対策シリーズ。IchigoJam検定の7級、8級の範囲を対象とした全90ページのイラストが多く、よりわかりやすくこの1冊。
後半にはHana道場でも人気ゲームが収録され、IchigoJamプログラミングの重要な部分を全ておさえることができます。
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その他にもIchigoJamを開発した方が、くもん出版の書籍を監修しています。
IchigoJamプログラミング初心者向けの1冊です。初めにプログラミングに必要な機材を説明しており、そこからキーボードの入力方法、基本的なコマンド、簡単なプログラムを掲載しています。
プログラミングワーク①で学んだ内容を応用し、IchigoJamの計算や、変数の使用、より複雑な繰り返し・条件分岐などを学んでいきます。様々なプログラムを作りながら、プログラミングの理解を深めていく1冊です。
まとめ
今回は「IchigoJam検定」の難易度、合格率、おすすめの勉強法で試験対策について紹介してきました。
残念ながら、IchigoJam検定合の格率は公表されていませんでしたが、100点中80点以上獲得できれば合格できます。
IchigoJam検定の難易度は、IchigoJamの利用・基本操作を理解している最も簡単な10級から、高度なアルゴリズムを理解している最も難しい1級までです。
おすすめの参考書も合わせて紹介しているので、ぜひ参考書で試験対策をして基礎、出題ポイント、対象になるコマンドをしっかりと理解して試験に備えましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
