中学生でも受験できる「ジュニア・プログラミング検定」をご存知ですか?
ジュニア・プログラミング検定は、合格という結果だけでなく、目標を持ったり、自信に繋がったりする経験ができます。
今回は、ジュニア・プログラミング検定の難易度や合格率、合格点について紹介します。
また併せてジュニア・プログラミング検定の勉強に最適なサンプル問題や、おすすめ書籍についてもお話していこうと思います。
Contents
ジュニア・プログラミング検定はこどもでも受けられる?難易度は?
ジュニア・プログラミング検定の難易度は4つに分かれています。それでは、審査基準と一緒に紹介していきます。
Entry(4級)
Entry(4級)には、合否の認定がありません。「試験を受けました」というレベルであることに注意しましょう。
●内容
入門レベルの特定の条件や筋道を用いた論理的思考ができます。また、条件分岐や繰り返しなどのスクリプトを使って、一つまたは二つのスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができます。
Bronze(3級)
条件分岐や繰り返しのブロックを利用して、単純な条件や道筋を作成し、成果物を判定します。条件分岐や繰り返しは、本来のプログラミング言語でも基礎的な部分となる重要な階級です。
●内容
単純な条件や筋道を用いた論理的思考ができます。また、条件分岐や繰り返しなどの
スクリプトを使って、少数のスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができます。
Silver(2級)
条件分岐の更なる応用が、入れ子構造が利用できるか、などが判定のポイントとなります。
●内容
基本的な条件や筋道を用いた論理的思考ができます。また、複数の条件分岐や入れ子構造のスクリプトなどを使って、少数のスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができます。
Gold(1級)
これまでの試験の応用に加え、演算処理が使えるかどうか、までが判定の基準になります。こども向けの検定ですが、1級や2級になってくると難易度は上がり、難しくなってきます。例えば、他者がつくったプログラミングを修正する「変更仕様」が出題されます。
●内容
複数の条件や筋道を組み合わせた論理的思考ができます。また、複数の条件分岐や、演算
入れ子構造のスプライトなどを使って、様々なスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができます。
客観的にこどもの能力を知ることができるので、適正を見極める方法としておすすめ!
ジュニア・プログラミング検定の合格率、合格点は?
ジュニア・プログラミング検定の合格率は得点率で、60%以上とされています。
合格するには2つの条件をクリアしていないといけません。
- 問題文で与えられた条件を満たしたプログラミングが組まれていること。
- 自由なアイデアが盛り込まれていること。
●Entry(4級)
かなり細かく指示してくれるので、基本的なプログラミング思考とブロックの働きが理解できれば大丈夫です!その分、問題文は長いので日本語スキルは必要となってきます。
●Bronze(3級)
連動させるスプライト数がEntry(4級)よりも増えていることがポイントです。
一つ一つのブロックの働きだけでなく、組み合わせて起こる結果を思考できるようにすることで合格の目安となります。
●Silver(2級)
複数条件の分岐や入れ子になるスクリプトの扱いが含まれるようになります。
高度な論理的思考力が求められるほか、修正問題も追加されるので他人のコードを読む力も必要となってきます。
●Gold(1級)
コードはより複雑になり、難しさも倍増します。自分のアイデアをプログラムに落とし込める論理的思考を鍛えると良いでしょう。
プログラム構築手法の一つで、同じ形や種類の(一回り小さい)ものが入っている状態や構造のことを言うよ。このような構造をネスト構造と呼ぶこともあるそうだよ。
サンプル問題を解いてジュニア・プログラミング検定に合格しよう!
ジュニア・プログラミング検定には、本試験と同じ問題数、難易度のサンプル問題を無償で提供しています。
今まで勉強してきた成果がみれそうだね。それに試験慣れにも最適な教材だね。
- 区分(個人・団体)
団体名 ※区分を「団体」とされた方のみ - 姓
- 名
入力されたデータは個人情報保護のため「SSL」にて暗号化して送信されます。
ジュニア・プログラミング検定を主催しているサーティファイ公認の書籍で勉強
ジュニア・プログラミング検定を主催している、サーティファイ情報処理能力認定委員会。2016年12月の試験開始以来、全国284の教育団体等が試験会場として認定されています。
今では多くのこどもたちがScratchでプログラミングを学び、挑戦しています。
そこで、検定試験に沿ってScratchによるプログラミング指導を進めたいという要望が多く寄せられました。
これを受けて、パソコンやIT関連のテキスト出版の大手である「富士通エフ・オー・エム株式会社」よりサーティファイ公式のテキストとして発売されることになりました。
Scratch2.0対応版
Scratch3.0対応版
プログラミングの操作はもちろんのこと、プログラミングの考え方も記載しており、エントリーからブロンズ、シルバー、ゴールドと段階的に目標を持った学習が行えます。
またジュニア・プログラミング検定のエントリー、ブロンズ、シルバー、ゴールドの4つの級に対応しています。
公式認定書籍以外のおすすめ本でジュニア・プログラミング検定の試験勉強しよう!
いちばんはじめのプログラミング
<Scratch2.0対応版>
<Scratch3.0対応版>
Scratchではじめよう!プログラミング入門
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ジュニア・プログラミング検定の難易度や合格率、合格点。試験勉強に最適なサンプル問題やおすすめ書籍について紹介しました。
難易度はエントリー、ブロンズ、シルバー、ゴールドの4つに分かれており、合格率は得点率で60%以上。
おすすめな試験勉強には3つ!
- サンプル問題
- 公式認定書籍
- 認定書籍以外の推薦書
ジュニア・プログラミング検定の難易度や出題内容、合格率を把握し、サンプル問題や書籍を購入すれば試験対策の準備はこれでOK!
これからジュニア・プログラミング検定を挑戦したい方は、まずはぜひ、簡単な4級から挑戦してみてはいかがでしょうか?