学校教育でも導入が決まり、ますます需要が伸びることが予測されるプログラミング技術。
日正プログラミング検定は2019年から新たに実施された検定です。
まだ新しい試験ということで情報が少なく、興味はあるもののどのような試験なのか
分からない人もいると思います。
そこで今回は、日商プログラミング検定試験の合格率やサンプル問題、試験対策について詳しく解説していきたいと思います。
Contents
日商プログラミング検定の合格点・合格率は?
●ENTRY
知識科目として70点以上。
●BASIC
知識科目として70点以上。
●STANDRAD
知識科目として70点以上かつ、実技科目として3問完答。
●EXPERT
知識科目として70点以上かつ、実技科目として3問完答。
日商プログラミング検定試験の合格率については、残念ながら公開されていないようです。
まだ新しい検定のためもしかしたら、数年後には少しずつ受験者数や合格率も公開されるのではないでしょうか。みなさんもチェックしてみてください。
サンプル問題を解いて日商プログラミング検定の試験対策をしよう!
日商プログラミング検定のサンプル問題は、商工会議所のサイトからダウンロードできます。
サンプル問題はレベル毎にアップロードされており、EXPERT、STANDRADについては言語別にも用意されています。お子さんの受験したいレベルを選んでサンプル問題を解いてみましょう。
検定試験の内容
検定試験の出題形式や内容はレベルごとに異なりますので、各レベルの試験内容を
紹介していきます。
ENTRY
出題形式は択一知識問題、30分の試験です。
プログラミング言語はScratch(Scratch3.0対応)となっています。
<試験範囲>
- 値
- 変数
- 条件分岐
- 繰り返し
- 配列
- ブロックの定義
- 並列処理
- メッセージング
- クローン
- ペン機能(コンピュータグラフィックス)
- サウンド機能
- 開発環境(IDE)の使い方
- ネットリテラシー、モラル
BASIC
出題形式は選択一知識問題、40分の試験です。
プログラミング言語によらない試験となっております。
<試験範囲>
- コンピューターの仕組み
- ハードウェアとアーキテクチャ
- ソフトウェア
- 2進法、8進法、16進法
- 情報表現
- 流れ図
- データ構造
- 情報モラル
STANDARD
出題形式は択一知識問題が30分、プログラミング実技が30分の合計60分の試験です。
プログラミング言語はJava、C言語、VBA、Pythonの4つからそれぞれ出題されます。
<試験範囲>
Java | 1. 値とリテラル 2. 変数とデータ型 3. 分岐と選択 4. 繰り返し 5. 配列 6. 参照型 |
C言語 | 1. 値とリテラル 2. 変数とデータ型 3. 分岐と選択 4. 繰り返し 5. プリプロセッサ 6. 配列 7. ポインタ |
VBA | 1. 値とリテラル 2. 変数とデータ型 3. 分岐と選択 4. 繰り返し 5. 配列 6. シート 7. 簡単なExcel関数 |
Python | 1. 値とリテラル 2. 変数とデータ型 3. 分岐と選択 4. 繰り返し 5. リスト・タプル・辞書・集合 6. ライブラリの利用 |
EXPERT
出題形式は択一知識問題が40分、プログラミング実技が40分の合計80分の試験です。
プログラミング言語はSTANDARDと同じく、Java、C言語、VBA、Pythonの4つそれぞれ出題されます。
<試験範囲>
Java | 1. 再帰定義 2. 多次元配列 3. クラス定義 4. クラス定義の応用 5. 継承とインターフェース 6. 並び替え 7. 簡単なコンピュータグラフィックス 8. 応用プログラミング |
C言語 | 1. 関数定義 2. 多次元配列 3. 構造体 4. 共用体 5. 標準関数 6. 再帰定義 7. 並び替え 8. 応用プログラミング |
VBA | 1. 副手続きと関数 2. 再帰定義 3. 多次元配列 4. クラス定義 5. 並び替え 6. 応用プログラミング |
Python | 1. 関数定義 2. リスト・辞書・集合の内包 3. 再帰定義 4. ラムダ式 5. クラスと継承 6. パッケージとモジュール 7. 応用プログラミング |
また試験問題の内容や採点内容、採点基準、方法についての質問には、一切回答できないようだよ。答案の公開や返却も行われていないから注意しないとね。
日商プログラミング検定の試験対策にはサンプル問題以外に関連書籍がある?!
●ENTRY関連書籍
●BASIC関連書籍
●STANDARD関連書籍
「BASIC e-ラーニング教材」は日本商工会議所プログラミング検定研究会が監修している日商検定対策、プログラミング基礎講座です。年齢や職業は問わないため、幅広い世代におすすめです。
教材は各章を担当する講師が手掛けた完全オリジナルで、ダウンロードして保存・印刷することが可能です。また本講座では講義動画を採用しており、講義動画の総再生時間は約5時間。1本当たりは15分以下のため隙間時間にも勉強することができます。
講座の中には段階ごとに設置されたWebテストもあります。Webテストは何度でもできるため、繰り返し受けることで知識の定着化することできます。
1人で勉強するのが苦手なお子さんにはおすすめです。講義動画と併せて学習することで効果的に学習できますよ。
\気になる方はチェック/
まとめ
いかがでしたか?
今回は日商プログラミング検定の合格率、試験対策にはぴったりのサンプル問題と関連書籍について紹介してきました。
合格率はまだ公表されていませんが、択一問題と実技試験となっております。合格基準は知識科目として70点以上、実技科目として3問完答です。
試験勉強にはレベル毎の関連書籍で勉強し、知識の確認として日商プログラミング検定の「サンプル問題」を解いてみるのがおすすめです!
自ら勉強するのが苦手、どうしても受からない!というお子さんにはBASICのみですが、「BASIC e-ラーニング教材」で講義形式で勉強するのもおすすめです。
プログラミングスキルは、今後ますます需要が高まるのは間違いなく、さらに今後もっと注目されていく分野になっていきます。
STANDARD、EXPERTレベルまで到達すればプログラマーとして活躍することもできます。
日商プログラミング検定に興味があるお子さん、資格という形でスキルを証明したい方は。ぜひこの機会に勉強をして、日商プログラミング検定を受けてみるのはどうでしょうか。
少しでも参考になれたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。